蒲江極上干物

せさみん

2007年10月17日 09:06

 義父が蒲江で買ってきてくれた干物です。奥があじのみりん干、手前が普通の干物です。
 

 私の生まれ育った岡山では、まず魚の干物を食べる習慣があまりありませんでした。魚の干物と言えば、旅行で旅館に泊まった時に朝食で出てくるちょっと硬くて薄っぺらくて塩からいものしか知りませんでした。でも、この蒲江の干物を食べてから干物に対するイメージが180度変わりました。

 はっきり言ってむちゃくちゃおいしいです。開きの方は肉厚で身が多く、強火でさっと焼けば、肉汁ならぬ魚汁がじゅわーんと出てきます。特に骨の間にはり付いた薄い身が絶品。みりん干の方は、甘いみりんの味が芯までしみていてこれまたいい感じ。他にも、開いていない丸干しというのもあって、こっちはもう少しワイルドな味。どれもこれも、魚の旨みを南国の太陽でぎゅっと閉じ込めた味わいが一度食べると忘れられません。
 カボスを添えていますが、撮影用です。塩味、みりん味がついているので、調味料一切いりません。義母の話では、やはりあじなんかは魚は秋が旬で、干物も秋から冬のものがおいしいそうです。なるほど納得。

 ついでに、トマトを大量にもらったので、味噌汁にしました。

いりこでだしをとり、弥生の道の駅で買った味噌を使い、炙った油あげとねぎを添えています。基本、味噌汁があんまり好きじゃないので、とかく変わった具を入れて作りがちです。でも、トマトは適度な酸味もあり、昆布と同じだし成分が出るので味噌汁の具としてはなかなか優秀だと思います。

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