誕生日、ケーキの代わりに。
37歳にもなって自分の誕生日ネタを引っ張るのも恥ずかしいのですが、誕生日は大切なのです。誕生日は
「この世に生まれてきてよかった!」という自分の存在確認の日だからです。と、保育士をしていた頃、教わりました。そんなわけで園では誕生会をとても大切にしていました。しかも職員にもバースデー休暇という制度があって、誕生日には有給以外の休みが一日もらえて、おおっぴらに休めるという日でした。でも、私は誕生日にバースデー休暇を消費したことはありません。なぜなら、毎年2月の後半に発表会があったからです。
えあさんの日記を読んでいて思い出しました。バースデー休暇などと口に出すこともできない、あのピリピリした緊張感のある毎日を。
と言うわけで、家族が祝ってくれるここ2・3年の誕生日はこの上もない幸せです。で、ケーキの代わりにどうしても食べたいとリクエストしたのは、じゃじゃーん
あじ寿司でございます。最近
大分活性化宣言さんのリンクをたどって初めて知ったのですが、あじ寿司は松岡寿司というカテゴリーなんですね。あじは小さい魚なのでカルーくしめるだけで十分ですが、義母が作ってくれるのも、このお店のものもしっかりしめてあって、生臭さとは無縁です。なんて美味しい。空港で売ってたらいいなーと思いますがどうなんでしょ。大葉も何気に大分産だし、十分名産品としての実力ありです。って言うか個人的にあじ寿司好き。
あじ寿司どこで買ったらいいのか分からなかったのですが、松岡寿司で検索して、名前が出てきた店で入手しました。実は昨日言ってみたら閉店していて、今日はnoririnがあらかじめ電話で問い合わせてくれてました。アリガト。まるやさんは朝8時開店。なくなったら閉店だそうです。昼ごろ電話をかけたら、今日は20個だけ残ってますと言われて、とり置いてもらったそうです。朝8時に来れば確実にありますよーと言われました。もしかして、私が知らないだけで有名店だったのかも?ご存知の方、教えて下さい。
ところで、ケーキは我慢のはずだったのですが、あじ寿司を食べた後に誕生日ケーキが出てきました。noririn手作りのフィナンシェです。
横にあるのが包丁。??でかくないですか。そう、でかいです。フィナンシェ型がなかったため、パウンド型で焼いてくれました。「フィナンシェって金の延べ棒の形やでー」と製菓会社に勤めている友人が昔よく言っていたことを思い出しました。金の延べ棒どころか、金塊です。でも、ダイエット中の私にとっては濃厚なバターの香りはカロリーの塊。でも自分を許します。この2日間、誕生日で結構食べてましたが、体重は0.4キロ減っているし、こんなこともあろうかと、今日は郵便局まで歩きましたから。一切れのフィナンシェは小さく感じましたが、よく考えると、ちゃんとフィナンシェ型一個くらいの大きさでした。
noririnとの付き合いも、結婚前から数えると12年。フィナンシェが好きだということを覚えてくれていたことも嬉しかったです。1年に一回食べる機会があるかないかなので、自分でも好きだということを忘れてました。バターの焦げた香りと、あの「サクッ」と「フワッ」のちょうど中間くらいの食感がたまりません。一切れだけ、小さめに切ってくれたフィナンシェになんだか感動した誕生日でした。
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