残り物には美味がある、その2

せさみん

2010年02月20日 09:15

 少しだけ残った食材で一品プラスするというのは、メインディッシュを作るよりも断然面白かったりします。
 道場六三郎さんの「鉄人の機転のおかず」という料理本にはそういう料理の面白さが満載されています。この本は材料の分量が書いてありません。「大根1本でも、それぞれ大きさが違うし、品種によっても味が違う。家庭料理は、あるもので作ればそれなりの味になる」からだそうです。好きな料理本の一冊です。

 ということで、残り物で作った料理その2ですが、まずはnoririnのケーキ。
 

 バレンタインに作った生キャラメルが余っていたので、それを練り込んだバターケーキだそうです。キャラメル部分の甘さと、ケーキ部分のしっとり感が絶妙でした。

 それから、里芋2個、ごぼう2分の1本、麻婆豆腐に使った豚ひき肉の残りで作った一品。
 
里芋とごぼうは素揚げして、豚ひき肉は肉だんごにして揚げてあります。それをマヨネーズのソースで和えています。これもまた美味。ごぼうのカリカリ感、里芋のほくほく感、肉だんごのジューシーさが一体となっています。こういうのは本来なら、中華味のあんかけみたいにするのでしょうが、麻婆豆腐とかぶるのであえて、マヨネーズソースで。こってりしていそうであっさりしていました。

 お店では毎日同じものを出さなければならないと思うので、レシピは厳密だと思います。家では、そういう縛りがないので、同じ料理を作っても毎回味が変わります。調味料の量とか、割合はほぼ変わらないのですが、食材が味をいいように変えてくれます。だからウチごはんは飽きないのかもしれません。私もnoririnに飽きられないように、たまには変わったことをしようかと思わされます。

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