矢野顕子、音楽堂
コープのカタログには時々、掘り出し物のCDが載ってます。しかも少し安く売ってます。
今回矢野顕子さんの新しいピアノ弾き語りアルバムが載っていたのでnoririnに頼み込んで注文してもらいました。
音楽堂というタイトルです。
猫が飛んでるジャケットです。
矢野顕子さんはピアノ弾き語りアルバムだけ持っています。昔Super Folk Songというアルバムを聴いてファンになって以来です。ピアノってこういう響きが出せるんだとか、こういうやり方があるんだとか聴くたびに発見があります。歌はとうてい真似できませんが、ピアノは少し真似してみたり、楽譜を買って勉強してみたりしました。
もちろん、矢野顕子さん自身も弾き語りをやるのは結構苦労するそうで、頑張ったけれど納得できるように弾けなくてアルバムに入れなかった曲とかもあるらしいです。元夫の坂本龍一氏はそんな矢野顕子さんに「君は自分がやりたいことを表現するだけの技術がない」と言ったという話をどこかで読んだことを思い出しました。ピアノに限らず楽器というのは、自己表現の手段の一つだと思いますが、自分の思いを表現するための技術というのは、かなりストイックな訓練の上に成り立つものです。自己表現をする目標を持たないで訓練だけをやると心が折れるので、多くの人が楽器に挫折するのだと思います。
今回のアルバムでは特に「椅子」という曲が気にいっています「そんな自分だけの椅子が欲しい」という歌詞なのですが、なぜかこの曲を聴くとymさんが思い浮かびます。きっと椅子の記事が載ったからだと思います。
YOUTUBEにはさすがに音楽堂の動画はありませんでしたが、昔の曲がたくさんありました。音だけですが「愛について」がありました。なんだか本当にすごい人だなと思います。
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