鍵盤ハーモニカへの愛着
コドモ②が幼稚園で使う鍵盤ハーモニカが来ました!
喜んで吹く、コドモ②。
色が素敵です。スズキのメロディオンや、ヤマハのピアニカにはこの色はありません。
HOHNERのメロディカです。
鍵盤ハーモニカが正式名称。ピアニカとかメロディオン、ピアニーというのは各メーカーの商品名です。でも自分が小学生の時使っていたメーカーのものが商品名ではなくて楽器の名前だとインプットされている方も多いかと思います。電子オルガンがエレクトーンと呼ばれるのと同じことです。でも正しくは鍵盤ハーモニカ、略称「鍵ハ」です。
保育士をしていた今から15年ほど前。鍵盤ハーモニカを使っていました。園でまとめて注文して同じものを買うという人がほとんどの中で、K君だけが、黒光りするかっこいい鍵盤ハーモニカを吹いていました。それがHOHNERの鍵盤ハーモニカ、メロディカでした。K君のお父さんは音大の先生でした。あまりにもかっこいいので、買おうかなと思って調べたところ、当時の値段で4万5千円ほどのだと分かりました。いわゆる学校で使う日本のメーカーのものが3800円くらいだった時代です。さすがに手が出ませんでした。
ところが今はネットという便利なものがあります。もしかして安いのがあるのではないかと思って調べてみるとありました。
ホーナーメロディカ、スチューデント32。定価5,800円のようですが、noririnの調査により4,500円で送料込の店を発見。それなら幼稚園で買うのとまったく同じ値段なので、即決しました。そしてついにあこがれのHOHNERがやってきました。コドモ②のものですが。noririnは同じ鍵盤サイズのファイヤーという楽器にメロメロでした。これは発見部分が黒で、黒鍵部分が赤で、吹き口がボディーカラーと同じ赤。ものすごくカッコイイのですが、指導する先生は必ず「白いところ」「黒いところ」という説明をするはずなので、発見部分が黒いのはやりにくいことこの上ありません。なのであきらめてもらいました。でも自分用に欲しいような気がします(^.^)
ちなみに、音ですが、コドモ②がプープー吹いている音が、深くてつやっぽくて、それはそれは素敵な音です。それもそのはず、HOHNERはアコーディオンを昔から作っているメーカーなので、技術があります。リードがいいんだと思います。そうそう、HOHNERはハーモニカも作っています。ブルースハープを作っている会社だと言えばすぐ分かるかもしれません。
ところで、学校ではあまり教えてくれませんが、鍵盤ハーモニカは非常に表現力豊かな楽器で色々なことができます。息を吹き込むことで生まれる幅広い表現や、タンギングをうまく使えば速いパッセージや複雑なリズムも演奏することができます。メロディーを際立たせることもできるし、バッキングもできます。あまり知られていませんが鍵盤を押し込んで揺らせば軽いベンドがかかります。そんなこんなで、とてもかっこいい楽器なのです。
オーガスタ・パブロさんの超かっこいい演奏。
こんなのも有り。ルパン3世のテーマ。
学校でここまで教えてほしいとは言わないまでも、ただの教育用楽器というだけではなくて、かっこいい鍵盤ハーモニカ演奏を聞かせてあげてほしいなと思います。ちなみに、日本人のプロ奏者、ピアニカ前田さんは、呼んだら学校に来てくれるようです。ポニョとかジブリの曲なんかを演奏して下さるようです。ぜひ生で聴いてみたいです。
と、鍵盤ハーモニカについて熱く語ってしまいました。私も大人になってから、どうしても欲しくて
ヤマハのP37Dという楽器を買いました。音域が広くて音もいいです。今でも現役で使っています。お勧めです。勧められても買う人はいないかもしれませんが。鍵盤ハーモニカの愛好家としては、フェンダーのジャズベースとか、ギブソンレスポールを持っているのとほとんど同じテンションなのですが。
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