至福の音楽。
昨日はダニエル・コランさんのライブに行かせてもらいました。
つい最近知ったアコーディオン奏者のダニエル・コランさんですが、実はもう引退するとのこと。今やっているのがさよなら公演。しかも日本公演の最後が大分のBrick Blockだったようで、日本では最後のコランさんでした。そんなこと知らないで行ったのですが、一期一会ですね。
公演の内容は本当に素晴らしく、引退するとは思えない超絶技巧のアコーディオンを堪能しました。テクニックだけではなくて音楽の素晴らしさを感じられる円熟のアンサンブルでした。バンドネオンに持ち替えたときのタンゴも素晴らしかったし、後半歌手のクレールさんが出てきてからは歌のバックとしての何とも言えない味のある演奏が心に響きました。コランさんとギタリストのドミニック・クラヴィックさんは白髪で、結構な年齢とお見受けしました。クラヴィックさんはくマイク眞木さんをフランス人にした感じのダンディーなお方。ピアニストのグレゴリー・ヴーさんは少しやんちゃな感じの若いお兄さん。コランさんとはおじいちゃんと孫くらいの年齢差があるように見えましたが、息はぴったりでした。演奏の中で、アコーディオンとピアノが同じフレーズを速弾きするところが出て来るのですが、圧巻でした。最後はみんなでオーシャンゼリゼを歌って閉演。笑顔が絶えない楽しい公演でした。
Brick Blockに行ったのははじめてだったのですが、なかなか雰囲気のいいところですね。大阪にいたときによく行ったBluenoteを思い出しました。いつもはジャズが中心のようですが、だったらぜひともTake6を呼んでほしいなと思います。
そうそう前座で三浦公資さんという大分のシャンソンの歌手の方が歌われたのですが、この方の歌もとても素晴らしく、三浦さんの歌ももっと聴いてみたいと思いました。都町でお店をされているそうですが、それが今度狭間の方に移転して、広いお店になるそうです。
それにしても昨日はお客さんがほとんど私より年齢が上っぽかったです。大人の集まりでした。携帯の電源はお切り下さいみたいな無粋なアナウンスはいっさいなし。そういう雰囲気もとっても良かったなあと思います。noririnと一緒に行けたら良かったなあと思います。さて昨日は楽しませてもらったので、クリスマスが終わるまでしっかり頑張ろうと思います。
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