一気に秋モードに。
不思議なことに今年の夏はごぼうをまったく食べませんでした。食べたくならなかったのです。ところがここ数日少し涼しくなってから、ものすごくごぼうが食べたくなりました。不思議です。新ごぼうの旬は春だそうですが、普通のごぼうの旬は十一月から二月頃のようです。やっぱり秋から冬の食べ物なんですね。
そこで昨日は筑前煮に。
にんじん、ごぼう、れんこん、じゃがいも、大豆、こんにゃく。そして鶏もも肉。薄めのだし汁で炊いて水分を飛ばし、濃いめの醤油とみりんでしっかりと味を付けて照りを出すというのが定番のレシピです。しいたけがあるとなおいいですね。よく肉じゃががおふくろの味という方がありますが、私は子どもの頃肉じゃがを食べたことがありません。少なくとも我が家のメニューにはありませんでした。筑前煮は煮しめと呼ばれていましたが、煮しめは筑前煮とは厳密に言えば違う料理で、もう少し薄味で炊いて水分を切り、お節なんかに詰めるようなものです。なので、実はこの筑前煮は、私が一人暮らしをはじめて料理を始めてから色々なレシピを見て覚えた自分の味の煮物なのです。我が家のコドモたちにはぜひ教えたい家の味です。
ところで、肉じゃがという料理は、大きなじゃがいもと薄切り肉を一緒に煮ます。でもそれだと、じゃがいもが煮えるタイミングでは薄切り肉が硬くなりすぎて単なるだしになってしまい、ぱさぱさになって肉を食べている感じがしません。実は、あの堅くてパサパサした肉の感じが子どもの頃はとても苦手で、給食にああいう感じの肉が出て、しかも脂身が処理されないまま付いていると、かなり食べるのに苦労しました。
そんなトラウマもあるので、肉じゃがはあまり作りません。肉の味がしみ込んだじゃがいもはいいとしても肉の食べ方としてどうなのかと思っています。じゃがいもと肉を一緒に煮て、じゃがいもが煮えたら一度肉を引き出し、最後にだし汁を沸かして、すき焼き用の肩ロース肉か何かを入れさっと煮て食べると、肉の味がしみ込んだじゃがいもと、柔らかい肉が両方楽しめる肉じゃがになるのではないかと思います。やったことはありませんが。それか、ブロック肉をあらかじめ柔らかくなるまで二時間くらい煮ておいて、そこにじゃがいもを入れて15分くらい煮るというのでもいいかもしれません。そうなってくるとおふくろの味的な感じじゃなくなってきますけど(^^)
さて、昨日のサッカーを見て日本も研究されるようになったんだなあと感慨深かったです。私も研究されるような人間になってみたいです??
さあ、今日も頑張りましょう。
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