これくらいのおべんとう
今日はコドモ①のお見知り遠足。去年からお見知り遠足には「これくらいのお弁当」と決めてます。これくらいのお弁当というのは…
これくらいの お弁当箱に
おにぎり おにぎり ちょいとつめて
きざみしょうがに ごましおふって
にんじんさん さくらんぼさん しいたけさん
あなーのあいた れんこんさん すじのとおったふーき!
よく知られているこの日本の伝統的なわらべうた(ある意味ラップだと思う)の弁当を極力再現するという企画です。今年の作品は↓です。
【お品書き】
刻み生姜とごま塩のおにぎり
赤じそ入りおにぎり
春人参のグラッセ
焼きしいたけ
フライドごぼう
蓮根の煮物
つわぶきと揚げの明太子煮
鶏唐揚
だし巻き卵
焼きウインナー
弁当箱は大館まげわっぱです。お昼頃には木の香りがおにぎりについてすごく美味しくなります。
一年に一度だけの超豪華弁当です。
さくらんぼは手に入らないので入れません。もちろん缶詰はありますが美味しくないので。さくらんぼは数少ない大分で全く生産されていない農産物です。どうも他の渋い食材と比べて、浮いている感じがしますし、後付けではないのか、もしかするともともとは山椒あたりではないのかと思うのですが分かりません。
ふきは、つわぶきでやります。つわぶきを知ったのも大分に来てから。蒲江では、魚のすり身を一緒に炊くのそうですがこれが味がしみこんでムチャクチャ美味しいです。ちなみにつわぶきは生産者の農家の方々が皮をむいて出荷してくださっていると最近知り、感謝で涙が出る思いです。
ごぼうは大分に来て食べる機会が増えた食材です。安いし美味しいです。城島後楽園ホテルでも、木の花ガルテンでも揚げたごぼうが出るので、それを参考にして作っています。少し太めの千切りにして、水にさらし、よく水をきってから、片栗粉、塩、胡椒、隠し味に粉チーズを入れて、低音の油に入れて時間をかけて揚げます。中がほくっとして、外がかりっとして、美味しいので、ごぼう嫌いの人も一度チャレンジしてみていただきたい食べ方です。
そうそう、刻み生姜というのも、とりあえず言葉どおり、生姜を刻んでいます。ちょっとピリッとして美味しいですが、紅生姜なのか、他のものなのか謎。
唐揚以下はおまけです。ちなみにこんな茶色い弁当をコドモが好むかどうかということですが、おそらく完食して来るでしょう。なぜならコドモ①の嫌いなものは何一つ入っていないからです。焼きしいたけとか、蓮根の煮物とか、フライドごぼうとか、唐揚とか、際限なく食べたがるでしょう。
毎年これを作って思うのは、有名和食料理人に「これくらいのお弁当」を作ってもらうという企画はどうだろうということです。神田川俊郎さん、道場六三郎さん、野崎洋光さん、村田 吉弘さんなんかどうでしょう。それに忘れてはならないばあば、鈴木登紀子さんなんかもいいかも。コンビニ弁当の企画でどうでしょうか!絶対美味しいものができると思いますが。
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