注文の多い料理店
最近のコドモ①が「マヨネーズサーモン」なる料理を作れとリクエストします。
どこかで食べたわけではなく、いろいろな情報を自分の中で適当に統合して考えだした料理のようです。彼の指示するレシピは、①鮭を丸ごと一匹並べ、身に切り込みを入れる②切り込みの中と上にマヨネーズのソースをかけて焼くというものすごくダイナミックな料理です。そんなでかい鮭焼く場所がありません。そこで、鮭のムニエルにタルタルソースをかけてお茶を濁してみました。
とはいえ、鮭を焼くのには少々こだわりがあります。それは焼いている途中で皮を外して、皮の内側のニュルンとした部分をしっかり焼くということです。こうすれば皮が嫌いな人でも食べられると思います。私はもともと皮は好きなので普通に焼くだけで全然平気ですが。鶏の皮も上手に料理すればおいしい部分ですが、鮭の皮も実はすごくおいしいんじゃないかと思います。
それと、タルタルソースにはピクルスではなくてみじん切りにした福神漬を入れてます。これは初代フレンチの鉄人だった(うーん料理の鉄人覚えている人いますか…)石鍋裕さんのアイデアです。ご飯に合います。
鮭を焼いた後に出てきた油で炒めたエリンギを添えて、なかなかおいしい一皿でしたが、コドモ①は一言。
「うーん。ぼくが言ってたのとちょっと違うけど、まあいいよ。」
きみはなにさまですか?と聞きたくなりましたが、まあいい、いつか自分で作って振舞ってくれたまえ。
最近不足しがちな緑の野菜が食べたかったので付け合わせは、小松菜のあげびたし。
小松菜の小松菜くささがたまらなくおいしいと思えるようになったのも30代になってからでしょうか…コドモたちは普通に食べますが、自分がコドモの頃見向きもしなかったものを食べてもらえるのはなんだか嬉しいです。
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