4月の絵本は名作ぞろい。

せさみん

2009年03月06日 08:26

 福音館の月刊誌、こどものともの4月号が発売されました。
 毎年ですが、4月号は名作ぞろいです。作家さんも大御所が起用されてますし、内容も力が入ったものが多いです。4月号を買ってみて続けるかどうか考える人もいるでしょうから、やっぱり年度初めは大事ですよね。いつもは012+もう一冊くらいを買うのですが、今回は名作ばかりだったので4冊買いました。

 
 012はこねこがにゃあです。猫は絵本の題材になりやすいのか、猫ものの絵本はとてもたくさんあります。この絵本は、猫の生態がリアルに描かれているのが面白かったです。お母さんのところに帰るという王道のエンディングも安心感がありますね。

 年少版おべんとうはおべんとうに順番にごはんやおかずを詰めていく絵本ですが、ものすごく子どもの反応がいい絵本です。食べ物は生活に密着しているので、なじみがありますね。1歳半のコドモ③デザートのいちごを見て案の定のリアクション(^.^)
 

 それから年中版はねこどけいです。ジオジオの作者きしだえりこさんと、ぐりぐらの絵を描いているやまわきゆりこさんのコンビ。最高に面白かったです。現実とファンタジーを行き来しているのかと思いきや、思いきり現実というところが心くすぐられます。しかも女の子の靴下が…超オススメです。

 そしてかがくのともはバナナのはなしです。バナナの花ってこんなんだったんだー!と発見がいっぱいです。うちはバナナが準主食的な扱いなので、ぜひともコドモに見せようと思って買ったのですが、むしろ大人がハマること間違いなしの絵本です。

 本当は年長版やちいさなかがくのともも欲しかったのですが、予算の関係で断念。でも今月号は本当に全部面白かったです。月刊誌は定価410円でやっています。子どもにどんな絵本を読ませようかと悩む時には、まず福音館の月刊誌のシリーズを買ってみることをお勧めします。特に012は赤ちゃんから読み聞かせをしたい方には間違いないシリーズだと思います。また月刊誌に入っているパンフレットに、作者の文章や、実際の絵本作家さんの子育て日記など興味深い記事がたくさんのっていて、それも絵本選びの参考になります。
 
 絵本は子どものために読み聞かせているようで、結局自分がいちばん楽しんでいるのかもと思う今日この頃。普段、難しい字ばっかり読んでいる生活の中で、丁寧に描かれた絵や選ばれたシンプルな言葉に触れる機会はそんなにありません。絵本の絵に入り込んでみたり、一つの言葉にイメージを膨らませてみたり、子どもが読み聞かせを聞いた時にするような心の仕事を、自分もできるなんて幸せじゃないかと思います。

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