「未来の食卓」を観ました。

せさみん

2009年12月26日 10:00

 とうとう大分にもやってきました。前々から観たかった「未来の食卓」。
 シネマ5でこじんまり上映が始まってます。
 義父母様に無理をお願いしてコドモ3人お預かりいただき、夫婦で観に行きました。
 

 内容はフランスの村で小学校の給食をオーガニック食材にしていったという取り組みのドキュメンタリーなのですが、単に給食をオーガニックにするということではなくて、地球のこと、食べること、いろんな気付きがある映画です。食品添加物や、農薬の使用、病気になる率のデータが随所に出てくるのですが、捏造?誇張?と思ってしまうぐらいびっくりするデータです。
 いちばん驚いたのは、ヨーロッパでも抜群の食料自給率を誇るフランスの農業でものすごく農薬が使われているということ。食にうるさいフランス人のこと、オーガニックがほとんどかと思いきや全然そんなことないみたいですね。農薬を混合する時には必ず鼻血が出るという農夫の方の話とか、養鶏をしている方は出荷する卵は絶対食べないで、自宅用に食べるための卵を産ませる鶏を飼ってるというようなショッキングな話も出てきます。
 本当に色々なことを考えさせられる映画でした。
 大分にいて、大分の食材を食べること、175ファームのまさにオーガニック野菜が食べられること、家で添加物が入っていないパンを焼いて食べること。オーガニック食材の店で全部買い物をすることはできませんが、普段少し気をつけていることや大切にしていることです。それは決して小さなことではないのだと思わされています。結構重い内容ですが、ぜひ皆さん観られたらいいなと思う映画でした。

 くわしくは公式サイトをご覧ください。
  

 宣伝はこちら。
 

 映画の本筋とは関係ない感想も色々あります。舞台となっているフランスの村の景色57号線で竹田あたりを走っている時の景色をほうふつとさせ、とても素敵です。それから、出てくる給食がおいしそう。調理員の人が直接サーブするのがフランスっぽくて素敵。調理員の人が、ニンジンがキライって言ってる子に食べるように勧めるシーンにジーンときました。小学校の給食指導も、先生じゃなくて、作ってくれた人がやったらどうだろうと思いました。そして、天然酵母のパンが色んなシーンでチラチラ映るのですが、超おいしそうです。その時の「ルヴァン(酵母)」というフランス語だけは聴き取れました。給食で使っているグラスがデュラレックスっぽくていい雰囲気。食器とか、テーブルとか、学校っぽくなくて素敵です。

 さて、きのう恨み節を書いたので、noririnが白いハーフコートを着てました。

 
 盲目な独身時代の暴走です。昔トキハに入っていた、今はなきStreet Organというブランドのものです。

 シネマ5で映画を観るのは2回目です。前回観たのは10年以上前。「グッドウィル・ハンティング」という映画でした。結婚する前にnoririnと一緒に観ました。町は変わってゆきますが、思い出の場所がそこにあり続けるというのはいいものだなと思いました。普段あまり映画を見る機会はないのですが、大きい映画館ではやっていない面白そうな映画が目白押し。時間とお金に余裕があったら、シネマ5通いしたいなと思いました。

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