2011年03月04日
自炊の道。
自炊と言っても、自分でご飯を作ることではありません。自分で印刷された本などををデジタル化することです。
本は単なる情報ではなく物だなと思います。だから広い家と書斎、有り余る収納スペースがあればデジタル化するより本のままで置いておきたい気持ちもない訳ではありません。が、そうはいかない人生。仕事柄本は増やさないつもりでも増えてしまいます(それでも同業者の中では極端に本を買わない方だと思いますが…)。そして引っ越しが多い人生。本ほど引っ越しの時に重荷になるものはありません。
ということで、自炊に踏み切り、色々な本をデジタル化(PDF化)しています。その様子を記録しておきます。
手順1本をばらす。
本をばらすとは、表紙や背表紙をはがして、ページをバラバラにするということです。もちろん、カッターで地道に切れば可能ですが、時間がかかるので裁断機を買いました。日本製有名メーカーのもので3万5千円から4万円くらいです。が、高いので、中国製の1万2千円ほどのを購入しました。
これが裁断機。 ぱっと見は大したことありませんが、ものすごく大きくて重い!

こんな風に本の背中を固定して切ります。

刃の角度で切り口が少し斜めになるので、このトンボみたいなやつで微妙に角度をつけておきます。

ページ数は数えたことがありませんが、200ページとかくらいは裁断できると思います。普通の本ならだいたい一発で切れます。
ということは指くらい簡単に切れます。家で扱うには危険な道具です。子どもがいる人などは特に注意が必要です。
そしてこれがバラした本。

ここまでできれば八割終わったようなものです。結構な力仕事だし、本を裁断するときにはわずかに罪悪感のようなものがありますがそれを乗り越えると新しい世界が開けます。
手順2スキャンする
裁断の面倒臭さと比較するとスキャンは驚くほど楽ちんです。文明の利器、ホリエモン等各界著名人が大絶賛しているFUJITSUのScansnap S1500です。3万いくらしますが、アクロバットのスタンダードが付録でついてきますので、そう思うとかなりお得な機械です。
裁断機と比べるとものすごく小さいです。今入れているのがA5サイズの紙なので、横幅はA4サイズです。ノートパソコンよりも横幅が狭く、まったく邪魔になりません。

そして驚きのスキャン速度。私がわざわざ動画を作らなくても、メーカーサイトとか、他の人が上手に撮っているものが色々あるのでいいようなものですが、一応YOUTUBEに上げておきました。
両面同時スキャンで、1分間に20枚の速度です。突っ込んでおけばすぐ終わります。
スキャンが終わった紙は不要なので、ゴミに出せば本棚が片付きます。大分市の場合は古紙古布の日に出すことになります。
手順3スキャンデータを整理する
スキャンはJPGかPDFでできます。PDFの場合は1ページにつき1ファイルにするか、全体で1ファイルにするか選べます。目的に応じて最初に設定しておきます。全体で1ファイルにするというのは、例えば100ページある本をスキャンして、一冊の本としてのPDFファイルのデータにするということです。普通に本として読むのならこの方が便利なのでだいたいは全体で1ファイルに設定しています。
で、スキャンされたデータはUSBで接続されたパソコンに保存されます。後で分かるように、本のタイトル等をファイル名にしてPDFファイルを保存すれば完成です。
やり始めるのは多少面倒なのですが、いったん始めてしまうと結構スイスイできてしまう作業です。本棚がだんだん空になってゆくのがたまらない快感です。本は最高のインテリアだと思うのですが、仕事で常に本を使うという人にとっては持ち運びで切るデータになっているというのは大変便利です。
東京とか、住宅事情が厳しい都市圏では自炊している人結構多いみたいで、本の裁断だけを請け負うサービスもあるらしいのですが、ゆったりくらせる大分では本を処分する必要はそんなにないのかもしれませんね。もっとも場所だけの問題ではなくて、PDFで保存しても、テキスト検索ができるので、膨大な本の中から検索ができるという面でも便利です。
ということで、今年1年かけてだんだん本を減らしてゆこうと思っています。保存していた雑誌の類いも全部スキャンする予定。ただ、絵本は全部残す予定なので、難しそうな本がなくなり、絵本だけの家になります。それも面白いか(^^)
本は単なる情報ではなく物だなと思います。だから広い家と書斎、有り余る収納スペースがあればデジタル化するより本のままで置いておきたい気持ちもない訳ではありません。が、そうはいかない人生。仕事柄本は増やさないつもりでも増えてしまいます(それでも同業者の中では極端に本を買わない方だと思いますが…)。そして引っ越しが多い人生。本ほど引っ越しの時に重荷になるものはありません。
ということで、自炊に踏み切り、色々な本をデジタル化(PDF化)しています。その様子を記録しておきます。
手順1本をばらす。
本をばらすとは、表紙や背表紙をはがして、ページをバラバラにするということです。もちろん、カッターで地道に切れば可能ですが、時間がかかるので裁断機を買いました。日本製有名メーカーのもので3万5千円から4万円くらいです。が、高いので、中国製の1万2千円ほどのを購入しました。
これが裁断機。 ぱっと見は大したことありませんが、ものすごく大きくて重い!

こんな風に本の背中を固定して切ります。

刃の角度で切り口が少し斜めになるので、このトンボみたいなやつで微妙に角度をつけておきます。

ページ数は数えたことがありませんが、200ページとかくらいは裁断できると思います。普通の本ならだいたい一発で切れます。
ということは指くらい簡単に切れます。家で扱うには危険な道具です。子どもがいる人などは特に注意が必要です。
そしてこれがバラした本。

ここまでできれば八割終わったようなものです。結構な力仕事だし、本を裁断するときにはわずかに罪悪感のようなものがありますがそれを乗り越えると新しい世界が開けます。
手順2スキャンする
裁断の面倒臭さと比較するとスキャンは驚くほど楽ちんです。文明の利器、ホリエモン等各界著名人が大絶賛しているFUJITSUのScansnap S1500です。3万いくらしますが、アクロバットのスタンダードが付録でついてきますので、そう思うとかなりお得な機械です。
裁断機と比べるとものすごく小さいです。今入れているのがA5サイズの紙なので、横幅はA4サイズです。ノートパソコンよりも横幅が狭く、まったく邪魔になりません。

そして驚きのスキャン速度。私がわざわざ動画を作らなくても、メーカーサイトとか、他の人が上手に撮っているものが色々あるのでいいようなものですが、一応YOUTUBEに上げておきました。
両面同時スキャンで、1分間に20枚の速度です。突っ込んでおけばすぐ終わります。
スキャンが終わった紙は不要なので、ゴミに出せば本棚が片付きます。大分市の場合は古紙古布の日に出すことになります。
手順3スキャンデータを整理する
スキャンはJPGかPDFでできます。PDFの場合は1ページにつき1ファイルにするか、全体で1ファイルにするか選べます。目的に応じて最初に設定しておきます。全体で1ファイルにするというのは、例えば100ページある本をスキャンして、一冊の本としてのPDFファイルのデータにするということです。普通に本として読むのならこの方が便利なのでだいたいは全体で1ファイルに設定しています。
で、スキャンされたデータはUSBで接続されたパソコンに保存されます。後で分かるように、本のタイトル等をファイル名にしてPDFファイルを保存すれば完成です。
やり始めるのは多少面倒なのですが、いったん始めてしまうと結構スイスイできてしまう作業です。本棚がだんだん空になってゆくのがたまらない快感です。本は最高のインテリアだと思うのですが、仕事で常に本を使うという人にとっては持ち運びで切るデータになっているというのは大変便利です。
東京とか、住宅事情が厳しい都市圏では自炊している人結構多いみたいで、本の裁断だけを請け負うサービスもあるらしいのですが、ゆったりくらせる大分では本を処分する必要はそんなにないのかもしれませんね。もっとも場所だけの問題ではなくて、PDFで保存しても、テキスト検索ができるので、膨大な本の中から検索ができるという面でも便利です。
ということで、今年1年かけてだんだん本を減らしてゆこうと思っています。保存していた雑誌の類いも全部スキャンする予定。ただ、絵本は全部残す予定なので、難しそうな本がなくなり、絵本だけの家になります。それも面白いか(^^)
Posted by せさみん at 21:44│Comments(2)
│仕事
この記事へのコメント
私も最近この作業を考えています
ちなみにデータはパソコンのハードディスクに入れておくんですか?^^
ROMも絶対ではないしハードディスクもパソコンが故障すると…(今その状態なので)
データの安全な保存方法って何かなぁ…と悩んでいるところです^^;
ちなみにデータはパソコンのハードディスクに入れておくんですか?^^
ROMも絶対ではないしハードディスクもパソコンが故障すると…(今その状態なので)
データの安全な保存方法って何かなぁ…と悩んでいるところです^^;
Posted by haco at 2011年03月05日 06:34
hacoさん
データは基本的には外付けハードディスクに入れています。
ハードディスクも物理的に消耗するので絶対ではないですがパソコンのハードディスクに入れるよりは安心かなと思います。パソコン買い替えてもデータを移動させる必要がないので便利でもあります。
最近はネット上でデータを保管してくれるサービスもあって興味があるのですが、個人情報とか大丈夫かなと思ったりして利用したことはありません。
データは基本的には外付けハードディスクに入れています。
ハードディスクも物理的に消耗するので絶対ではないですがパソコンのハードディスクに入れるよりは安心かなと思います。パソコン買い替えてもデータを移動させる必要がないので便利でもあります。
最近はネット上でデータを保管してくれるサービスもあって興味があるのですが、個人情報とか大丈夫かなと思ったりして利用したことはありません。
Posted by せさみん
at 2011年03月05日 08:31
