2010年02月09日

おかしは心の栄養。

 福音館の月刊誌が出たので買ってきました。いつも012とその月に気になる月刊誌を買うのですが、今月は「たくさんのふしぎ」の「おかし」という絵本です。
 おかしは心の栄養。

 絵を見れば一目瞭然。なかがわりえこさんとやまわきゆりこさん、ぐりとぐらのコンビによる新作です。絵本には食べ物を題材にしたものがたくさんあります。子どもにとって食べ物はいちばん身近なもので興味があるものだからです。が、この「おかし」は単においしそうなお菓子が並んでいる本ではなくて、なんでおかしを食べるのか、どういうシチュエーションで食べるのか、おかしを食べるとどんな気持ちになるのかなど、ものすごく深い部分が伝わってきます。そう言えばぐりとぐらも大きな卵を拾ってカステラを作りましたが、あのカステラのロマンが実はこういうことだったのだと分かる、そんな素敵な本です。
 「たくさんのふしぎ」は「かがくのとも」の小学生版みたいな感じで(一応対象年齢は小学校3年生~になってます)出しているみたいなので字がたくさんあります。小さい子に読み聞かせるにはちょっと長いような気がしますが、内容がとても面白いので興味を持って聞いてくれます。コドモ①は自分で最初から最後まで食い入るように読んでいました。

 で、この号がたくさんのふしぎの300号だったそうで、付録に記念のポスターがついてます。ネタバレみたいであれですが、あまりにも素敵なのでちょっとお披露目。
 おかしは心の栄養。
「おかしまんだら」だそうです。小さくて分からないと思いますが、マカロンとからくがんとかクッキーとか、色んなお菓子をコラージュして作った絵です。厳密にいえばお菓子ばかりではなくてたまに動物とかマトリョーシカとかひょっとことかが入ってます。それを隅々まで探しながら見るのがとても面白いです。コドモたちはずっとこのポスターを広げて見ていました。このポスターだけで1時間はもつと思います。

 今日は大人が忙しそうにしていたので、コドモ①がコドモ③に012の絵本を読み聞かせてくれました。大人になった時、自分の子どもに読み聞かせをする人になってくれたら嬉しいです。
 おかしは心の栄養。

 ちなみに012も手の中から色々なものが出てくるとっても面白い絵本でした。うちのコドモたちは絵本に手が出てくると、絵本の手の上に自分の手を重ねます。手にはそんな不思議な魅力がありますね。



同じカテゴリー(絵本)の記事画像
からすのパン屋さんの続き。
しろくまちゃんのホットケーキTシャツ。
読み聞かせ。元永定正さん。
今年最後の読み聴かせボランティア。
ブルガリアの踊り
こぐま社からのプレゼント。
同じカテゴリー(絵本)の記事
 からすのパン屋さんの続き。 (2013-05-22 23:11)
 しろくまちゃんのホットケーキTシャツ。 (2012-07-13 08:35)
 読み聞かせ。元永定正さん。 (2011-10-13 09:50)
 今年最後の読み聴かせボランティア。 (2011-03-17 22:03)
 ブルガリアの踊り (2011-02-16 08:47)
 こぐま社からのプレゼント。 (2011-01-07 21:59)

Posted by せさみん at 22:07│Comments(2)絵本
この記事へのコメント
はじめまして
おかしまんだらの作者です
とっても楽しい感想ありがとうございました
子供さんたちの意見も聞けたら嬉しいです
これを機会にいろいろな作品を作っていきたいと思っているのでよろしくお願いします
Posted by 城みどり at 2010年02月13日 21:33
城みどりさん
作者さまからコメントいただけるなんて嬉しいです(^_^)
あのポスターがついているとは全然知らなかったので、最後まで読み終えた時に発見した時のびっくり感は最高でした。
7歳、5歳、2歳の3人の子どもはひとこともおしゃべりしないでポスターを真剣に見て、色々なものを見つけるたびに、○○だ!○○だ!と言って楽しんでます。素敵な作品ありがとうございます。
Posted by せさみん at 2010年02月13日 21:53
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。