2009年04月24日

たまのGirl、すごすぎ。

 先日からじゃんぐる公園をもにぎわしている例の事件の一報を最初に知った時、「たま」のことを思いだしました。
 「さよなら人類」という曲が有名ですが、実はさよなら人類に勝るとも劣らない名曲がたくさんあります。
 そんなたまの珠玉の名曲の中に「全裸でゴ・ゴ・ゴー」という曲があります。96年のアルバム「たま」に収められています。ニュースを知った時に、全裸でゴ・ゴ・ゴーのコーラスが頭を駆けめぐりました。
 で、探したんですが、YOUTUBEにはありませんでした。残念。 
 ここで視聴できます。ちなみに、最後は警察に捕まってしまうという歌詞なのでちょっと今日聴くにはブラックな感じです。

 それで久々にYOUTUBEでたまの曲を聴いていたら、なんとビートルズの名曲Girlをカバーしているのを発見しました。
 まあ、聴いてみて下さい。
 

 ビートルズのカバーは星の数ほどありますが、原曲よりよかったためしがありません。でも、このたまのGirlは原曲に匹敵するほどの傑作です。
 日本語になった歌詞は原詩そのままの訳ではありません。もともとは「She」という三人称で語られていた物語が、「きみ」という二人称に置き換えられています。かと言ってまったく別の日本語の歌詞をつけたかというと、微妙に原詩の物語が入ってる感じがします。この歌詞のセンスが素晴らしいです。 そして、アレンジ。4人が順番に取るボーカル。エンディングのオチ。たまがどんなにすごいバンドだったのか、心底思い知らされました。

 ちなみに原曲はこっち。ジョン・レノンのリードボーカルです。これももちろん文句なしに素晴らしいですね。
 

 60年代の音楽を聴いていると、ロックというのは音楽のジャンルではなくて、生き方のジャンルなんじゃないかと思います。当時はビートルズの音楽を聴いたり、エレキギターを弾いたりしていると不良だと言われ、あの髪形が長髪すぎると非難されたらしいです。でも、今、ビジュアル系のバンドがそれほど半社会的な感じがするかというとそうでもありません。雰囲気とかファッションとか、音楽性とか、社会に受け入れられてしまったらもうロックじゃないんじゃないかと思う次第です。そういう意味ではたまってロックだなーと思いますが。



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Posted by せさみん at 21:26│Comments(2)音楽
この記事へのコメント
せさみんさん、お久しぶりです。
以前「とり天」のレシピでお世話になった者です。

たまが「Girl」をカバーしていたとは知りませんでした。
アレンジも演奏も素晴らしいですね。

たまは実力、オリジナリティともに抜きんでたバンドだったと改めて思います。
「ピタゴラスイッチ」で知久さんの名前を見かけると、
子どもそっちのけで飛びついてしまいます。
Posted by 牛 at 2009年04月26日 23:48
牛さん
私もピタで知久さんの歌声を聴いた時すごくうれしかったです。
動物を表現するために使っている楽器を説明する歌でしたね。
最近改めて昔のたまのCDを出して聴いていますが、やっぱり凄いです。
Posted by せさみん at 2009年04月27日 07:43
 
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