2011年06月27日
ピアノのある生活
小学生の時から18歳までピアノを習っていました。高校生の頃いちばん真剣に練習していました。ピアノで食べて行こうと思ったわけではなかったのですが、ピアノを弾くのが楽しくて仕方なかった時期です。それでも一日2時間くらいしか弾いてませんでしたから音大をめざすような方からすればわずかな時間です。で、真剣に練習して、弾けるようになった曲もあったし、自分の実力では歯が立たないと分かった曲もありました。練習では超えられないものがあるのも分かりました。でも、ピアノを弾くのが楽しいというのは今でも変わりません。
で、大学に入って一人暮らしを始めた時に、さすがに実家のピアノを持って行くわけにもいかず、祖母に大学入学祝いに買ってもらったのが当時まだ出始めだったYAMAHAのクラビノーバでした。当時20万円近くした記憶があります。もちろん本物のピアノと比べればタッチも音色も十分ではなかったですが、電子オルガンとか、キーボード類のぺこぺこのキーボードと比べればずいぶんピアノに近いタッチだったし、ヘッドフォンをつければ夜中に弾くこともできたのでとても嬉しかったものです。
時は流れて、20年。このクラビノーバが昨年内蔵スピーカーが壊れて音が出なくなりました。外部スピーカーに接続して音を出していましたが、それも怪しげな感じになってきました。YAMAHAに見積もりを取ったら、25,000円から30,000円くらいの修理見積書が帰ってきました。良心的だけれど微妙な金額です。
半年ほどと悩んだ末、このたび買い替えることにしました。鍵盤も、音源もどうってことないはず。多分スピーカーを変えれば使えるはず。もったいない気もするし、思い入れのあるものだったので残念なのですが、20年の付き合い。元は取れるほど弾いた自信はあります。
で、新しく来たデジタルピアノはKORGのLP350という機種です。黒、白、赤という三色あったのですが白にしました。

教会で買って使うことになったので、ピアノの音だけではなくオルガンの音にもこだわって選びました。教会で賛美歌の伴奏をする時に、大聖堂と大人数の聖歌隊でもあれば、パイプオルガンの大音響も悪くないのですが、狭くて小さい日本の教会にはそういう音色はミスマッチ。パイプオルガンの音と言うと、「トッカータとフーガ二単調」の出だしのような静寂を切り裂くような鋭い音色のイメージがあるのか、デジタル楽器にプリセットされているパイプオルガン系の音色は総じてきつすぎるという印象があります。でも、パイプオルガンはとてもバリエーションに富んだ音を出せる楽器です。もっと空気感のあるやわらかい音も出ます。スコーンとした木のような音も出ます。むしろ、教会で使うなら、少し慎みのある、抜けすぎない、柔らかい、足踏みリードオルガン風にも聞こえる感じの音が欲しいとかねがね思っていました。色々な電子ピアノのオルガンの音を試奏してみましたが(何となく矛盾してますが…)、このLP350のBANK2のオルガン2という音がとても柔らかくて使いでのある音です。 ピアノの音もヤマハやローランドよりも柔らかくて深い音が入っていてなかなかよいです。
この曲のイントロから、背景に流れてゆく音色なんか、パイプオルガンの本当にいい音だなと思います。
さて、この楽器の最大の特徴は横幅が28センチくらいしかないというスリム設計。狭い場所にはぴったりです。値段も定価で6万円ほど。ちなみに今回はsound houseで52,000弱で買いました。なかなかよい買い物でした。
古いクラビノーバ。今までありがとう。


上に乗っているのはローランドのシンセ。こちらも15年以上前のものです。
電子楽器は日進月歩なので、次々と新製品が出ます。が、私の高校生の頃のように、新しい機種のシンセサイザーが出たら、新しい音楽が生まれるみたいな、そういう感じではなくなりましたね。高校生の時、小室哲哉氏がTMネットワークでHuman Systemsというアルバムを出しました。あの頃がいちばんよかったなあと思います。Human Systems はGet Wildとか入っていて、名曲ぞろいです。
独身時代はこういうことにお金を使っていました。計算してみると、ゆうに車は買える金額です。なので車は持っていなかったのですが。
さて、今日は研修で阿蘇に出かけたためnoririnがいません。コドモたちが帰って来てから忙しいかと思っていましたが、意外と普通に一日が終わりました。家事に関してはいっさい問題はありませんでしたが、とにかく退屈です。仕事が終わって寝る前にテレビ見ながら喋るのが意外と楽しい時間だと気づきました。noririnにとって楽しい時間かどうかは知りませんが。
で、大学に入って一人暮らしを始めた時に、さすがに実家のピアノを持って行くわけにもいかず、祖母に大学入学祝いに買ってもらったのが当時まだ出始めだったYAMAHAのクラビノーバでした。当時20万円近くした記憶があります。もちろん本物のピアノと比べればタッチも音色も十分ではなかったですが、電子オルガンとか、キーボード類のぺこぺこのキーボードと比べればずいぶんピアノに近いタッチだったし、ヘッドフォンをつければ夜中に弾くこともできたのでとても嬉しかったものです。
時は流れて、20年。このクラビノーバが昨年内蔵スピーカーが壊れて音が出なくなりました。外部スピーカーに接続して音を出していましたが、それも怪しげな感じになってきました。YAMAHAに見積もりを取ったら、25,000円から30,000円くらいの修理見積書が帰ってきました。良心的だけれど微妙な金額です。
半年ほどと悩んだ末、このたび買い替えることにしました。鍵盤も、音源もどうってことないはず。多分スピーカーを変えれば使えるはず。もったいない気もするし、思い入れのあるものだったので残念なのですが、20年の付き合い。元は取れるほど弾いた自信はあります。
で、新しく来たデジタルピアノはKORGのLP350という機種です。黒、白、赤という三色あったのですが白にしました。

教会で買って使うことになったので、ピアノの音だけではなくオルガンの音にもこだわって選びました。教会で賛美歌の伴奏をする時に、大聖堂と大人数の聖歌隊でもあれば、パイプオルガンの大音響も悪くないのですが、狭くて小さい日本の教会にはそういう音色はミスマッチ。パイプオルガンの音と言うと、「トッカータとフーガ二単調」の出だしのような静寂を切り裂くような鋭い音色のイメージがあるのか、デジタル楽器にプリセットされているパイプオルガン系の音色は総じてきつすぎるという印象があります。でも、パイプオルガンはとてもバリエーションに富んだ音を出せる楽器です。もっと空気感のあるやわらかい音も出ます。スコーンとした木のような音も出ます。むしろ、教会で使うなら、少し慎みのある、抜けすぎない、柔らかい、足踏みリードオルガン風にも聞こえる感じの音が欲しいとかねがね思っていました。色々な電子ピアノのオルガンの音を試奏してみましたが(何となく矛盾してますが…)、このLP350のBANK2のオルガン2という音がとても柔らかくて使いでのある音です。 ピアノの音もヤマハやローランドよりも柔らかくて深い音が入っていてなかなかよいです。
この曲のイントロから、背景に流れてゆく音色なんか、パイプオルガンの本当にいい音だなと思います。
さて、この楽器の最大の特徴は横幅が28センチくらいしかないというスリム設計。狭い場所にはぴったりです。値段も定価で6万円ほど。ちなみに今回はsound houseで52,000弱で買いました。なかなかよい買い物でした。
古いクラビノーバ。今までありがとう。

上に乗っているのはローランドのシンセ。こちらも15年以上前のものです。
電子楽器は日進月歩なので、次々と新製品が出ます。が、私の高校生の頃のように、新しい機種のシンセサイザーが出たら、新しい音楽が生まれるみたいな、そういう感じではなくなりましたね。高校生の時、小室哲哉氏がTMネットワークでHuman Systemsというアルバムを出しました。あの頃がいちばんよかったなあと思います。Human Systems はGet Wildとか入っていて、名曲ぞろいです。
独身時代はこういうことにお金を使っていました。計算してみると、ゆうに車は買える金額です。なので車は持っていなかったのですが。
さて、今日は研修で阿蘇に出かけたためnoririnがいません。コドモたちが帰って来てから忙しいかと思っていましたが、意外と普通に一日が終わりました。家事に関してはいっさい問題はありませんでしたが、とにかく退屈です。仕事が終わって寝る前にテレビ見ながら喋るのが意外と楽しい時間だと気づきました。noririnにとって楽しい時間かどうかは知りませんが。
Posted by せさみん at 23:35│Comments(2)
│音楽
この記事へのコメント
グラビノーバ!
懐かしい、私もこれで練習しましたよ。
もう、指が引きつって弾けない・・・(笑)
懐かしい、私もこれで練習しましたよ。
もう、指が引きつって弾けない・・・(笑)
Posted by おとみ
at 2011年06月29日 10:45

おとみさん
弾いてないと弾けなくなりますね(^^)
日本のような住宅事情ではクラビノーバのようなものはほんとありがたいなあと思います。
弾いてないと弾けなくなりますね(^^)
日本のような住宅事情ではクラビノーバのようなものはほんとありがたいなあと思います。
Posted by せさみん
at 2011年06月29日 21:25
