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2009年04月07日

今月の絵本

 福音館の月刊誌5月号が出ました。今月もなかなか良かったです。
 
 012は柚木沙弥郎(ゆのきさみろう)さんの絵本です。何とも言えない絵柄、特に猿の表情がたまらなく好きです。
 柚木さんの公式サイトはこちら私は絵本で柚木さんを知ったので、絵本作家さんかと思っていたのですが、実はとても有名な染色工芸作家さんだったと後で知りました。1922年生まれなので87歳!染色の作品もとても素敵で、いつか生で見られる機会があったらいいなと思っています。

 それから今月のツボはたくさんのふしぎの「砂漠のサイーダさん」。遊牧民の生活をレポートした本なのですが、とってもおもしろかったです。聖書ではエジプトから脱出したイスラエル人が40年近く遊牧生活をした話が書かれているのですが、その様子が何となく想像できるような感じでした。最も遊牧民は実際には数が減少して、定住地に住んでいるのだそうです。

 コドモたちの反応は上々です。コドモ③は気にいったページがあると、平手で本を叩いて喜びます。もう少し穏便な喜び方をしてもらえないかと思ったり。   


Posted by せさみん at 07:20Comments(3)絵本

2009年03月06日

4月の絵本は名作ぞろい。

 福音館の月刊誌、こどものともの4月号が発売されました。
 毎年ですが、4月号は名作ぞろいです。作家さんも大御所が起用されてますし、内容も力が入ったものが多いです。4月号を買ってみて続けるかどうか考える人もいるでしょうから、やっぱり年度初めは大事ですよね。いつもは012+もう一冊くらいを買うのですが、今回は名作ばかりだったので4冊買いました。

 
 012はこねこがにゃあです。猫は絵本の題材になりやすいのか、猫ものの絵本はとてもたくさんあります。この絵本は、猫の生態がリアルに描かれているのが面白かったです。お母さんのところに帰るという王道のエンディングも安心感がありますね。

 年少版おべんとうはおべんとうに順番にごはんやおかずを詰めていく絵本ですが、ものすごく子どもの反応がいい絵本です。食べ物は生活に密着しているので、なじみがありますね。1歳半のコドモ③デザートのいちごを見て案の定のリアクション(^.^)
 

 それから年中版はねこどけいです。ジオジオの作者きしだえりこさんと、ぐりぐらの絵を描いているやまわきゆりこさんのコンビ。最高に面白かったです。現実とファンタジーを行き来しているのかと思いきや、思いきり現実というところが心くすぐられます。しかも女の子の靴下が…超オススメです。

 そしてかがくのともはバナナのはなしです。バナナの花ってこんなんだったんだー!と発見がいっぱいです。うちはバナナが準主食的な扱いなので、ぜひともコドモに見せようと思って買ったのですが、むしろ大人がハマること間違いなしの絵本です。

 本当は年長版やちいさなかがくのともも欲しかったのですが、予算の関係で断念。でも今月号は本当に全部面白かったです。月刊誌は定価410円でやっています。子どもにどんな絵本を読ませようかと悩む時には、まず福音館の月刊誌のシリーズを買ってみることをお勧めします。特に012は赤ちゃんから読み聞かせをしたい方には間違いないシリーズだと思います。また月刊誌に入っているパンフレットに、作者の文章や、実際の絵本作家さんの子育て日記など興味深い記事がたくさんのっていて、それも絵本選びの参考になります。
 
 絵本は子どものために読み聞かせているようで、結局自分がいちばん楽しんでいるのかもと思う今日この頃。普段、難しい字ばっかり読んでいる生活の中で、丁寧に描かれた絵や選ばれたシンプルな言葉に触れる機会はそんなにありません。絵本の絵に入り込んでみたり、一つの言葉にイメージを膨らませてみたり、子どもが読み聞かせを聞いた時にするような心の仕事を、自分もできるなんて幸せじゃないかと思います。  


Posted by せさみん at 08:26Comments(5)絵本

2009年02月14日

あくび娘は素敵な子。

 2月も後半ですが、今月の絵本はなかなか良かったです。今月は012と年少版を買いました。
 
 012「あくびでねんね」は神沢利子さんの作。名作「くまの子ウーフ」の作者です。最後に「ねんね」で終わる「ねんね系(と勝手に分類してるのですが…)」の絵本はたくさんありますが、あくびがクローズアップされているものはそれほど多くないので新鮮でした。絵本の中で色々な動物があくびするのですが、読み聞かせを聞いている子どもが動物と一緒にあくびをするに違いありません。親子ならかわいくってたまらない、保育園のクラスで全員があくびをしたらお腹抱えて笑ってしまう、そんな光景が目に浮かびます。
 年少版の方は長新太作和田誠しあげの絵本でした。長新太さん、遺作どれだけあるんだろうと改めて思います。すごいです。でも色づかいは完全に和田誠さんっぽくなっていて、ものすごく不思議です。長新太ファンとしてはこういうのは一冊たりとも逃したくないと思います。

 小学校の入学書類の中に、毎週朝読み聞かせの時間があることが書いてありました。楽しそうですね。コドモ①は字が読めるようになったので、自分で読んでもいいのですが、小学校低学年くらいまでは親が読み聞かせしてあげるのがいいと聞きました。なので幼稚園で借りて来る長い絵本もがんばって読んでます。絵本を読む時間は3分もありませんが、これで本が好きになれば一生の財産です。
   


Posted by せさみん at 08:35Comments(4)絵本

2009年01月14日

今月の「かがくのとも」は…け。

 
 福音館の月刊誌「かがくのとも」はどうしても欲しい月だけ買うのですが今月は買わずにはおられない、やぎゅうげんいちろうさんのからだシリーズでした。しかもタイトルは「けけけのけ」。毛の話です。髪の毛からうぶ毛まで人間の毛という毛を網羅しています。コドモの疑問に答えまくりのヒットでした。やぎゅうげんいちろうさんのシリーズは難しい(そして時に説明するのが恥ずかしい…)からだの話を分かりやすくまとめてあるので大人も勉強になります。

 福音館の月刊誌に、親向けのパンフレットが入ってるのですが、これがまた色々と考えさせられます。余裕があったら母の友も読んだらいいなと思いますが、それが無理でもこのパンフレットだけでも読むと目からウロコです。
 やぎゅうげんいちろううさんのシリーズでは「あしのうらのはなし」がオススメ。見えないものが見えてくる楽しくてフシギな絵本です。  


Posted by せさみん at 22:25Comments(0)絵本

2008年11月15日

こぐまちゃんセットが来た!

 こぐま社からクリスマスのご案内が来ました。カタログを見てると欲しくなりますね。noririnの友達の出産祝い2件と、うち用の絵本を買いました。こぐまちゃんシリーズの持っていないやつと、11匹のねこシリーズ。こぐま社の絵本も福音館と同じくらいハズレがありません。適当に買っても損はしないと思いますが、予算の都合もありますので前から欲しかったのを厳選しました。

 そして、昨日セットが届きました!
 
 クリスマス時期なので、お買い上げ金額に応じてステッカーやミニタオルなどが付いています。カレンダーは年会費を払ってこぐま社の会員になるともらえるものです。
 まだコドモたちには見せていません。ステッカーは取り合いになりそうなので親が使おうかと思ったり。今はコドモ①が友達の家から借りてきた「おしいれのぼうけん」という超長い本があるのであれを読み終わったら読み聞かせようと思います。

 ところで明日はまどみちおさんの99歳の誕生日だそうです。
 日本の子どもたちは、何百回もまどさんの詩を読んだり歌ったりしてきたんだなーと思います。絵本は、ベストセラーよりロングセラーだと思いますが、次の世代に残る言葉を紡いで来られたまどみちおさんに感謝です。  


Posted by せさみん at 08:51Comments(4)絵本

2008年11月12日

いとしのエルマー

 gooリサーチからもらった図書券、何に使おうかと思って紀伊国屋に行ったらこんなものを発見。

 
 エルマーのすごろく!いつ出たのかと思ったら2008年10月です!知らなかった。
気が付いたら手にとってレジに向かってました。中を開くとどうぶつ島とみかん島の地図がデーン。サイコロだけじゃなくてカードも付いていて、楽しく遊べそうです。でも使いたくない、保存版にしておきたい!コドモたちにいつ遊ぶの?と聞かれてもまともな返事をしてません。いつになることやら。

 「エルマーのぼうけん」は本当に思い入れの深い本です。小学校低学年の頃は出かける時も肌身離さず持っていました。バスの中に忘れてしまい、同じ本を買いなおし、大人になってまた買って、保育士をしていた時にはエルマーのぼうけんの続編を作って、発表会で子どもたちとオペレッタをしたほどの入れ込みようでした。その後、ちょっとエルマーが流行ったことがあって、アニメ化されました。で、先日逮捕されたTK氏がアニメの音楽を担当してました。もっともアニメは全然ダメでした。本の方が何倍も想像力を書きたてられます。
 エルマーのぼうけんの面白いところは色々ありますが、その中でもたまらないのが「アイテムと地図」です。最初に用意するさまざまなアイテムが後でどういう風に使われるのかということが見どころです。地図がまたワクワク感を倍増させます。大人も十分楽しめる話です。子どもに読むならハードカバー版が読みやすいですが、大人が楽しみで読むなら少し小さい文庫版もあります。

 さて、それと一緒に買ったのが、この野菜の便利帳です。
 
 おたべちゃんも買ったそうです。見事にかぶってました。本当に面白い本で、野菜や果物のことが分かりやすくまとめられています。料理する時のポイントとか旬とか、種類とかいろんなことが一目でわかります。野菜の名前の横に英語が書いてあるのがまた興味津々です。ゴーヤは英語でbitter melonらしいです。Qさまに出るなら覚えておきたいです。  


Posted by せさみん at 08:08Comments(4)絵本

2008年11月08日

プッテとトトロ

 コドモ①が小学校の健康診断に行ってきました。親は子どもたちが検診をしている間絵本についての講演会を聞いたみたいでなかなかいい話だったみたいです。もっとも、周りのお母さんたちはそれほど興味がないらしく退屈そうに聞いていたそうで、もったいないなーと思います。

 その時紹介されたいくつかの本の中で講師のおばあちゃん先生(すみません名前は失念)が「情緒安定にいい」と勧めていたのが「ブルーベリー森でのプッテのぼうけん」です。noririnがたまったアマゾンか楽天か何かのポイントで買ってきてくれました。
 私は読んだ記憶がなかったのですが、これがとっても素晴らしい本です。作家はスウェーデンのエルサ・ベスコフさん。北欧の香り漂う素敵な絵と、おのでらゆりこさんの素敵な翻訳に大人もはまること間違いなしの本です。
 

 この絵本は面白いところがたくさんあるのですが、個人的にツボなのは、こけもものおかあさんがハリセンボンの近藤さんによく似ているということと、ブルーベリーとこけももを入れるかごが、ペーターさんのところでブルーベリー摘みをする時のカゴと同じなことです。
 そして誰もが気になると思いますが、ほぼ毎ページにわたって端っこに描かれている虫とかいも虫とか爬虫類とか。これが超リアルなのですが不思議なくらい画面にはまっていて楽しくなります。だって表紙からしてクモの巣。これを見ているとトトロの「さんぽ」を思い出します。「さんぽ」が流れている画面で、下の方にクモとかカエルとかがゴソゴソしているのが何だかプッテの森に重なる感じです。

 ところでこの本の日本語版の初版が1977年です。今から30年も前。私がまだ小学生になっていない時。あの頃ブルーベリーなんてしゃれたベリーは身近にはありませんでした。今でこそ普通にブルーベリー食べますが、当時絵本を読んでもらった子どもたちはブルーベリーもこけもももおとぎの国の木の実だと思ったに違いありません。それにしても本当に楽しい絵本です。結構長い絵本ですが、5歳児くらいなら十分聞けると思います。絵本を聞き慣れた子なら3歳児でも最後までかぶりつきで見るだろうと思います。  


Posted by せさみん at 09:26Comments(6)絵本

2008年09月11日

今月の月刊誌は大当たり!

 毎月買ってる福音館の月刊誌ですが、今月は大当たり。大好きな作家さんが2人。嬉しい限りです。基本は012だけ買います。年少版~年長版は多少の当たり外れや好き嫌いがあるので、いいのだけ買います。
 今月はなんと元永定正さんの012、和歌山静子さんの年少版。
 

 元永定正さんはとても偉い芸術家だそうですが、福音館をはじめとして絵本にもたくさんの名作を残しています。個人的には「カニツンツン」が最高傑作だと思っています。って言っても、どれも同じような絵だというツッコミもありますが。和歌山静子さんは王様シリーズの絵を描いておられる方ですが、012では「はしるのだいすき」「おっぱいのんだら」というものすごく素敵な作品を出しておられます。「おっぱいのんだら」は赤ちゃんを微笑ませることができるほどの傑作です。
 「おおきいちいさい」も、「どんどこどん」も手に取った瞬間から子どもが喜ぶ姿が目に浮かびました。読み聞かせると案の定、釘付けでした。どちらも400円くらい。絵本買おうかなって思っておられる方、超オススメですよ。福音館の営業をしているわけではないのですが、プッシュします(^.^)  


Posted by せさみん at 08:40Comments(3)絵本

2008年07月01日

長新太さん新作!(^^)!

 カタール在住の妹家族が日本に帰ってきました。
 2人の姪っ子は、英語メインで日本語とイタリア語を話します。妹は子どもたちに日本語の読み書きを覚えさせたいらしいのですが、親子だとうまくいかないみたいです。「お兄ちゃんとこの①くんはもうひらがな読めるん?」て聞かれましたが、日本で暮らす日本人で、幼稚園で習ってますから、読むし書きますよー。でもうちのコが知っているイタリア語は多分、パスタ、バジル、アンチョビくらいだけど。
 そんなんで、きのうは姪っ子たちのために、パークプレイスの本屋さんで絵本を買いました。そのついでに発見したのがこれ。
 
 長新太さん作(和田誠さんしあげ)「わんわん、にゃーにゃー」です。

 へーこんな本あったんだー。長新太って何冊あるんだろと思って手にとったら、…?「和田誠しあげ」って何?確かに絵は長さんっぽいけど、色が違う。黄色と紫みたいな組み合わせないぞーと思って奥付を見ると、長新太さんの遺稿のラフスケッチに和田誠さんが色をつけて完成させたという本らしいです。なるほど。それにしても、「ころころにゃーん」と言い、死ぬまで絵本描き続けてたんですね。長さんは。和田誠さんも、重鎮ですけど、大変だったろうなーこの仕事。でも、ちゃんと長新太らしさを残しつつ、あっ和田さんっぽいと思えるところが楽しい本です。

 ところでこの、「わんわん、にゃーにゃー」ですが、傑作です。長新太さんの真骨頂的な本です。途中からおかしくなって笑います。オチのページを載せたいくらいです。が、気になる方は本屋で立ち読み、気に行った方はお買い求めください(^'^)  


Posted by せさみん at 08:47Comments(3)絵本

2008年06月26日

パンダの誘惑

 パンダが好きです。神戸に住んでいる時には、王子動物園に何度も見に行きました。そのころはまだ子どもパンダでとても活発でした。
 最近立て続けにパンダの絵本をゲットしました。一つはリーンコープで出ていた10パンダ。もう一つは福音館の月刊誌。
 
 

 最後のページ、赤ちゃんパンダが並んでいるところ、たまりませんね。
 

 詳しくはここここで。

 それにしてもなごみます。
 ところで、パンダは一日10から16時間寝て、起きている時はほとんど食べているそうです。いいなー。外交の道具にされてかわいそうですが、パンダをもらえるなら一肌脱ごうという気持ちになるのは分かります。体長50センチ以上大きくならないのなら飼いたいと思いますが、結構大きくなるので、見るだけで我慢します。  
タグ :パンダ


Posted by せさみん at 08:22Comments(4)絵本

2008年04月16日

ピッキーとポッキー

 毎月福音館の絵本、こどものとも012を買います。410円/月。子どものために、自分のために、毎月1冊の楽しみです。今月はポイントサイトでもらった5000円の図書カードという潤沢な資金があったので、何かもう一冊絵本をと思っていたら、懐かしいもの発見。紀伊国屋で平積みにされていました。

 
 「ピッキーとポッキー」です。本の名前はすっかり忘れていましたが、表紙の絵を見た瞬間に記憶がフラッシュバック。内容まで鮮明に思い出しました。即購入です。
 特にこのページが好きでした。
 
 お弁当のページです。

 で、この本をいつ読んだのかということを考えたのですがはっきりと思い出せません。ただ、地図のページにカバーがついていて半分しか見えなくて残念な思いをしていたことを覚えているので、保育園の本か小学校の本だったと思います。
 今読み返してみてもワクワクします。また見たかった地図が全部見られて、念願がかないました。基本地図がついている絵本とか本とか好きです。「エルマーのぼうけん」なんてどうぶつじまの地図だけ見てて一日過ぎる感じです。

 そして、衝撃の事実ですが、この本の絵を安西水丸さんが描いていたということ。知りませんでした。安西水丸さんと言えば、「がたんごとん」を思い出します。最近も「りんごりんごりんご」というとても素敵な絵本が出ています。がたんごとんも、りんごりんごりんごも色紙をハサミで切って絵にしているので、一度見たら忘れられない絵です。「がたごとん」も「りんごりんごりんご」も赤ちゃんがとても好きな絵本で、絶対持っていた方がいい名作です。その絵とピッキーとポッキーの絵のギャップに(*_*)ビックリです。
 ちなみに安西水丸さんを調べてみると、絵本作家というわけではなくてこんなスゴイ人でした。でも絵本の仕事はきっと好きに違いないフフフ。

 ところで、絵本は絵本作家の方だけではなくて結構有名なデザイナーさんや画家さんも絵を描かれていることがありあます。福音館の012は幅広いキャスティングでいろいろな絵が楽しめるのも面白い所です。
 5月号のらっこちゃんはマヤマックスさんの絵に癒されましたー。
  


Posted by せさみん at 09:45Comments(2)絵本

2008年03月12日

くっついた 赤ちゃんの読み聞かせ

 三浦太郎さんの「くっついた」。近年出たあかちゃん絵本の中でもとってもいいと思います。買おうと思っていたのですが、なんとまたまた生協のカタログで発見。微妙に安く手に入りました。

 

 こぐま社も色々といい絵本を出してきますが、800円と言うのはちぃと値が張ります。こぐまちゃんシリーズも含めて600円くらいにしてもらえんやろか。それにしても、重ねがさねとってもいい本です。赤ちゃんがいる家ではオススメ。
 sakuraさんのベビーサインにも書いてありましたが、赤ちゃんに語りかけることはとっても大切です。語りかけられ、微笑みかけられることで赤ちゃんはたくさんの心の栄養をもらいます。その一つの仲立ちをするのが絵本です。ストーリーが分かるとか、内容が理解できるとかいうことよりも、大好きな大人に絵本を読んでもらうというコミュニケーションがとっても大切です。うちでは、新生児の時から絵本の読み聞かせをしています。
 コドモ③は今5カ月ですが、絵本を読むとピタリと泣きやみます。泣きやませるツールとして使っているわけではないのですが、絵本が出てくると親が自分に関心を持ってくれているということが分かるので安心するみたいです。赤ちゃんの絵本は短いので、読むのに1分もかかりません。あまり場を作らなくても、生活の中でちょくちょく読んであげられるのもいいと思います。

 も一つオススメは福音館の月刊誌、「012」です。これは400円くらいなので毎月買ってます。超一流の絵本作家さんや、時には新進気鋭の初登場の作家さんまで、012の名の通り、0歳から読み聞かせられる絵本が月刊で出ています。
 これはおそらく福音館も相当力入れてるシリーズだと思います。年長版や年中版は好き嫌いがある月もあるし、外れかな?と思う月もありますが、012に関してはほぼ外れがない、毎月楽しめます。これを毎月買って読ませているうちに、あー赤ちゃんが喜ぶ絵本ってこういう絵本なんだーというのが分かってくると思います。もし、赤ちゃんに何の絵本を読んであげようか迷っている方があれば、まず012を半年ぐらい買ってみて、それから本屋に行くことをお勧めします。

 ちなみに、月刊誌というのは4月号はとっても大切な月なのでいつもにもまして力入っています。
 今月はこれでした。
 
 「だっこ」がテーマになっている絵本はたくさんあります。だっこものを持ってくるところを見ると、012もネタ切れかなーと思ったのですが、ところがどっこい、次々と新しい発見があるのでびっくりです。ペンで書いたようなお猿の絵が、とってもキュートです。そしてだっこのバリエーションがちょっとこれまでの絵本にはない感じです。やるなー福音館って感じです。

 絵本について勉強したのは、保育士をしていた時でした。定期的に研修に行かせてもらったこともよかったですが、毎日のように子どもたちに絵本を読み聞かせできたこと、あの時の子どもたちのキラキラした目が私にとっても心の栄養になりました。絵本を大切にする保育園で仕事ができてよかったなーと今でも思っています。子どものためと言いつつ、結局絵本の読み聞かせをすると自分が幸せな気持ちになれるんだなーと思います。  


Posted by せさみん at 10:18Comments(8)絵本

2008年03月06日

長新太コレクション、へんてこカルタ

 うちの絵本棚でいちばん多いのは長新太さんの絵本です。そして二番目は元永定正さん。なんだろ、このラインナップ。

 ところで、長新太さんが亡くなって1年過ぎたと思うのですが、先日生協に「へんてこカルタ」が出ていました。生協で買うと本屋で買うより若干安くなるのでラッキー。さっそく注文しました。長新太さんが絵を描いています。文は石津ちひろさんです。
  

 はまります。長新太さんの絵と、石津ちひろさんの文章がものの見事にマッチ。コドモたちも夢中。
 
コドモ②(3歳)は、まだ字が読めないはずなのですが、最初に遊んだ日、絵だけを見て2枚の札を取りました。なんて説得力のある絵なんでしょう。

 私が好きな一枚はこれ。
 
「ぬーはぬるめのお湯が好き。」

 「ぬー」って何?どんな動物?っていう疑問を一気に払拭する素晴らしい一枚だと思います。
 長新太さんの絵本だけでも(児童書の挿絵まで入れるとキリがありませんから…)集めたいと頑張っていますが、多作ですから大変です。頼むから遺作とか発見されないでと思います。  


Posted by せさみん at 08:44Comments(4)絵本

2008年02月01日

おっと あぶない

 コドモ②の誕生日プレゼントに探しまくったのに見つからずネットで検索してやっと発見。どうしても欲しかった本が届きました。ま、3歳には字が多すぎる本ですから、はっきり言って子どもにかこつけた大人の買い物です。

 どうしても欲しかったのは「おっと あぶない」です。
 あの、ものすごくテキトーな感じの絵で、日常生活に起こりうる危険をちょっぴりブラックユーモアも交えながら教えている絵本です。で、探しても探しても分からなかったのは、新しい装丁と訳になってフェリシモ出版から再版されていたからです。知らなかったー。で、送料がつくのが嫌で「けんこうだいいち」も一緒に買ってしまいました。
 なので、昔の本を覚えていた私にとっては、表紙がちょっと違うので違和感があるのですが、訳は古いのとどこが違うのかよく分かりません。わたなべしげおさんがやってらっしゃるのでほとんど同じなのではないかと思います。ハードカバーで立派な本になって、こりゃまた愛蔵版です。

 

 ものすごいノスタルジーなんですが、実はコドモ②に読み聞かせて危険なことを教えたいという実用的な意味もあります。彼女はフリフリ服を好む3歳の女の子と言えば聞こえはいいのですが、生傷が絶えません。1歳半にして椅子から飛び降り腕を骨折したという武勇伝の持ち主です。額に大きな傷を作り、虐待を疑われ、「子育てで悩みがあったらご相談ください」って子育てのNPOしてる人に言われたことも。あんまり次々と怪我するので額の傷がいえるまでなんだかんだ理由をつけておばあちゃんに会わないようにしたりしたことも(怪我させたって怒られるからですが…)猫を背後から持ち上げるという必殺技もあります。三輪車がこげないのですが、持ち上げて歩きます。とにかく笑顔で危ないことをして、それを楽しむという想定外の行動をとるので親がついて行けてない感じです。で、絵本で教育しようかなどと思ってみました。
 誕生日を迎えるたびに、今年1年は骨折しないように、怪我しないようにとお祈りするのです。

 それにしても、「おっとあぶない」は時代を超えた不思議な魅力のある絵本。きっと英語版で読んでも面白いに違いありません。  


Posted by せさみん at 21:59Comments(5)絵本

2008年01月28日

わたしのワンピース

 コドモ②が3歳になりました。誕生日は先週1・23だったのですが、忙しくてお祝いは昨日の夜になりました。おばあちゃんからのお祝いで、またまた絵本をごっそり買いました。その中で目玉は「わたしのワンピース」です。昔から、女の子が生まれたら3歳の誕生日に買うと決めていた絵本です。
 

 うさぎが白いきれで作ったワンピースが、野原や鳥や夕焼けや星に染まってゆくというとても美しい本です。この本の素敵だなと思うところは、にしまきかやこさんの絵です。大人が美しく仕上げたというよりも、子どもが一生懸命描きこんだみたいな絵で、心にしみます。もちろん、コドモにも大好評。昨日の夜読み聞かせてやったらコドモ②も大喜びで、今朝も朝から自分で絵本を開いて見かえしていました。

 で、この本のもうひとつ素晴らしいところは、本を読んだ後にいろいろと広げやすいということです。保育士をしていらっしゃる方ならこの本を使ってたくさんのアイデアが浮かぶと思います。例えば、年長くらいの子たちなら、自分で模様を描きこんだ白い紙をハサミで切らせて、それを色画用紙の上に乗せてワンピースを作るとかできますし、小さい子たちなら、用意しておいた白いワンピースに、シールやスタンプで模様をはる遊びも思いつきます。あるいは、白いポリ袋で頭と手のところを切って、顔と手を出してワンピースを作って、あらかじめ作っておいた、花や鳥や星を子どもたちどうしではりつけ合って飾るとか、蛍光塗料で描いた星を張りつけ合って暗幕を張った保育室にブラックライトで光らせるとか…夢が広がります。多分今私が思いついたようなことは全国の保育園、幼稚園でやってるんだろうなーと思います。

 ところで、コドモ②の誕生日に合わせてこぐま社からご丁寧にバースデーカードが届きました。
 
実は、これで誕生日が迫っていたことを思い出しました。ちょっと最近忙しくて忘れそうになってました。このカードが届くと、なんだかこぐま社の絵本を買おうかなーって気分になります。結局今回こぐまちゃんも3冊買いました。
 それにしても、こぐま社の本はどれも素敵ですが、福音館の本よりも若干値段が高め…こぐまちゃんシリーズも600円ぐらいで売ってもらえると、一気に全巻揃えられるのですが。

 

 
  


Posted by せさみん at 09:43Comments(7)絵本

2007年10月23日

5歳になったので、ちょっと長い絵本を。

 この前上の子たちにはちょっと長い絵本を読んであげようと決意。そこでコドモ①の5歳の誕生日プレゼントは、私の好きな絵本ばかりiconセレクトしてプレゼントしました。おばあちゃん(義母)から「誕生日に何か買ってあげて」というありがたい応援があったので、どどーんと5冊も絵本が買えました_(_^_)_ありがとうございますー。
 
左上から、、ジオジオのかんむり、3びきやぎのがらがらどん、11匹のねこふくろのなか、かさぶたくん、そしてそして正面はエルマーのぼうけんです。
 ジオジオのかんむりはおじいちゃん、おばあちゃんのことを考えられるとてもいい本です。
 がらがらどんは不朽の名作で、紹介するまでもありませんが、せたていじさんの訳がとっても素敵です。「でんがくざし」っていう言葉づかいなんて、なかなか最近の絵本では味わえないですね。
 11匹のねこはシリーズ中で、この「ふくろの中」と「あほうどり」が最高傑作だと私は思っています。こぐま社からこんなかわいい誕生日カード

が送られてきたので、こぐま社の本も買おう!と思って選びました。
 かさぶたくんはかがくのとものシリーズからコドモ①に自分で選ばせた本です。やぎゅうげんいちろうさん独特の分かりやすい、リアルな説明にノックダウンです。個人的には長新太さんの「おなら」を推したのですが…
 エルマーは私のいちばん好きな本です。小学生の時バスの中に忘れて戻ってこなかったという過去を乗り越えて、ほぼ20何年かぶりに買いました。バスで出かける時にさえ持ち歩いていたほどの愛着のある本です。保育士をしていた時、年長の担任だった年に、エルマーのぼうけんの続編のストーリーを作ってオペレッタを作ったのが懐かしい思い出です。小室哲也さんが音楽を担当してアニメ化されたこともありましたが、絵本の方が何百倍も素敵。どうぶつ島の地図を見るだけでワクワクします。
 どれもこれも初版は古い本で、10年、20年、30年、40年、50年と読みつがれてきたもの。10年前のテレビ番組なんてあまり覚えていないですが、10年前に出会った絵本の記憶ってどうしてこうも鮮明なのだろうと思います。
 長い本を読むのはちょっとよだきぃ気持ちもありますが、コドモと自分の心の栄養。秋の夜長に5歳のコドモと一冊お付き合いしましょう。



  


Posted by せさみん at 09:14Comments(4)絵本

2007年10月20日

読み聞かせはじめ

 昨日、コドモ③にはじめて読み聞かせしました。まだ生後2週間ちょいで、それほどはっきりと目が見えていないはずですが、絵本の絵の方に瞳が動きます。
 

 大人はどうしても「こんな時期から絵本を読んで分かるかな?」なんて知的な理解の有無を考えてしまうのですが、心身のスキンシップですから分かっても分からなくてもぜんぜん問題ありません。ストーリーを理解させるよりも、いっしょに絵本を見て、絵から情報や、脳への刺激を受けることが何よりの心の栄養ですね。

 で、初絵本は駒形克己さんの「ごぶごぶ ごぼごぼ」にしました。0歳児に読み聞かせたい本は数々ありますが、どうしてもこれは外せないです。まず、大人が見ていて面白いし、ストーリーがなくて擬音語が連続するのも面白いです。この本は、2歳児くらいになっても、本に開いた穴に指を入れて遊ぶということもできるので、小さいお子さんのいる家庭に超オススメの本です。
 
 上の2人のコドモたちも0歳の時から読み聞かせをしてきました。コドモのためということもあるのですが、私が絵本好きということもあります。昔働いていた保育園が読み聞かせを大切にしている園で、その時に読み聞かせの素晴らしさや、絵本の選び方を勉強させていただいたことも良かったなと思います。今でも上の2人は絵本が大好きです。私は長い絵本を読むのが面倒なので、いつも文字の少ない絵本を買ってくるのですが、だんだん物足りなくなってきている様子。ちょっとこっちにも気合がいる時期になってきましたが、コドモたちとの大切な時間。幼稚園で借りてくる少し長い絵本を読んでも、せいぜい5分。1日1回は何とか読み聞かせしたいなと思います。  

Posted by せさみん at 09:38Comments(5)絵本

2007年07月02日

ものぐさトミー


先日アクロスの紀伊国屋で絵本を見ていたら発見しました。ものぐさトミー。即買いました。
実はこれ、題名も作者も忘れていて、話の内容だけ鮮明に覚えていた絵本です。
手にとって表紙を見た瞬間、記憶がよみがえり、ページをめくるとビンゴ。
古い本だからどうせ見つからないと思い、探すつもりも無かったのですが、なんとあるとは。
地元でもない場所で、小学校の同級生とバッタリ出会うみたいな感動でした。

最後に読んだのは今から20何年も前のこと、たぶん小学校低学年の頃。
でも一度読んだら忘れられないようなインパクトのある内容です。
自動起床・入浴・着替え・食事装置のついた家で生活しているというトミーの話ですが、
今読み返すと色々なメッセージが込められていて深い本です。
あとは、機会があったらぜひ読んで見て下さい。
「ひとまねこざる」とかが出ている岩波の子どもの本のシリーズに入っています。  

Posted by せさみん at 07:20Comments(0)絵本

2007年06月12日

マトリョーシカちゃん

 購読しているメルマガ「うっかりニフティ」に見逃せない記事がありました。↓これです。
http://portal.nifty.com/2007/06/07/a/

 なんと、あのマトリョーシカに自分で絵を描けるなんて。絵心は全くありませんが、思わず注文しそうになりました。自分で描くなんて血迷ったことをしなくても、パソコンで原画を作って職人さんに描いてもらうというのもアリかも。ただし2ヶ月かかるみたいですが。職人さんがものすごく丁寧に作ってくださるのでしょう。

 狂喜乱舞してブログネタにしているのはなぜかといいますと、私は実はマトリョーシカが大好きだからなのです。中から小さい人形がでてくるってところがたまりません。昔職員旅行で行った輪島の朝市でも、みみずくのかごの中から小さいみみずくがでてくるというの衝動買いしてしまったことがありました。入れ子構造ってロマン感じませんか?(私だけかもしれませんが…)
 とは言いながら、マトリョーシカは憧れだけで持っていません。やはりロシアのみやげ物店で買ってきたのが欲しいと思うからです。ロシアには行ってみたいところがたくさんありますが、今のところ行ける予定がありません。誰かロシアに行かないかなーなんて思っています。

 そう言えば、うちにはマトリョーシカの絵本があります。

かこさとしさんの「マトリョーシカちゃん」です。もう、ツボにはまりまくりです。 「おもしろくてためになる」的な、かこさとしさんっぽい絵本だなーと思います。
 かこさとしさんと言えば私にとっては「かわ」と「からすのパンやさん」です。「かわ」はディティールの面白さに思わず何度も読み返してしまう名作だと思います。また「からすのパンやさん」では、「このパン全種類食べたい」とどれだけ思ったことか。でも今読むと、子育てしながら一生懸命働いているお父さんお母さんへの応援歌のような気もします。
 それにしても白木のマトリョーシカ、余裕ができたら挑戦してみようと思います。  

Posted by せさみん at 09:53Comments(3)絵本

2007年06月01日

おっぱいのんだら

 実家で妻が撮って来た写真です。

猫がたくさんいる家ですが、おっぱい飲んでる場面にはなかなか遭遇しません。
この風景はわかやましずこさんの絵本「おっぱいのんだら」↓そのものですね。


 この絵本は本当に幸せになれる絵本です。コドモ①が1歳にならない頃、まだお母さんのおっぱいを飲んでいた時期によく読み聞かせしました。最初に読んだ時、親子で自然と笑顔がこぼれたのを思いだします。
 WHOは2歳くらいまで母乳を推進しているみたいですし、昔色々な国の留学生に聞いたところ6歳まで飲んでいたというツワモノ(中国人でしたが…)もいました。最近は1歳で卒乳(断乳)しなければならないというようなことはあまり言わないみたいですね。もっとも出る人も出ない人もいるので、お上から指導される類のことではないと思いますが。うちでは上の2人はほぼ母乳でした。ミルク買うと高くつくという経済的な事情もあったかも。でも結局母乳出す人に食べさせる食費の方がかかったかもしれませんicon  

Posted by せさみん at 09:18Comments(5)絵本